日本人の約半数が苦しんでいるという花粉症。なかでもスギ花粉に多くの人が悩まされていますよね。スギ花粉症は鼻や喉のアレルギー症状だけでなく、お肌トラブルを引き起こすことも。
そこで今回は2024年のスギ花粉シーズンを乗り切る対策についてお届けします。
2024年のスギ花粉の飛散開始は2月上旬に始まると予想されています。1月にも少量の花粉が飛散しており、敏感な方はすでにアレルギー症状を感じているといいます。本格的に花粉が飛び始め、ピークを迎えるのは2月下旬から3月下旬です。全国主要都市のスギ花粉飛散開始予測とピーク予測がこちら。
【2024年の花粉飛散予測】
【出典:日本気象協会https://www.jwa.or.jp/news/2024/01/22206/]
花粉症といえば、くしゃみや鼻水、目の痒みといった症状が有名です。しかし、花粉が皮膚に付着することでお肌でもアレルギー反応が起こることがあります。具体的にはこんな症状です。
・かゆみ
・赤み
・腫れやむくみ
・ごわごわ感
・湿疹
「季節の変わり目はお肌がゆらぎやすいの」と思っていたら、実は花粉のせいだったというケースも珍しくないんですよ。とくに発生しやすいのはかゆみや赤みです。強い痒みがなくても、お肌が繊細になる方もいらっしゃいます。たとえばピリピリしたり、ちょっとした刺激で痒さを感じるといったケースです。
お肌の花粉症をケアせずに放置しておくと、お肌トラブルがひどくなったり慢性化したりすることも。花粉シーズンにこれらの症状が現れる方は、花粉シーズン前からケアをスタートしましょう。
お肌の花粉症は花粉皮膚炎と呼ばれます。花粉皮膚炎の原因は、アレルゲンである花粉が皮膚に付着することです。基本的には花粉を物理的に遮断することがお肌の花粉症対策となります。さっそく具体的な方法をチェックしていきましょう。
花粉皮膚炎は、皮膚が薄い部分で発生しがちです。具体的には目の周りや、頬、首周り。まずはこういった部分を物理的にガードしましょう。
【物理的に花粉をシャットアウトする方法】
スギ花粉のピークは長くても1ヶ月。少し息苦しいかもしれませんが、お肌がボロボロになる前に対策をしておきましょう。
人間の皮膚はバリア機能を備えていますので、本来であれば花粉が付着してもアレルギー反応は起きません。しかし、乾燥等によって細胞の間に隙間ができると花粉の刺激に敏感になってしまい、アレルギー反応が起きるのです。
したがって、お肌を乾燥させないことが大切。クレンジング、洗顔フォームでお肌をキレイにした上で、化粧水、乳液、クリームなどでしっかり保湿をしてください。夜だけでなく朝も丁寧に保湿をしましょう。
すでに花粉によって肌荒れが起きている方は、低刺激タイプ、敏感肌タイプのスキンケアアイテムをチョイスしましょう。キレイオンラインの「セルビオシリーズ」と「ルアンジュシリーズ」がおすすめです。水と原材料にこだわって開発したシリーズですので、敏感肌の方にもお使いいただけます。
花粉シーズン中はベースメイクでお肌を守りましょう。 ただし以下のポイントに注意してくださいね。
【花粉シーズン中のメイク】
・化粧下地を欠かさない
・ファンデーションはリキッドやクッションタイプを選ぶ
・チークやアイシャドーもリキッドが◎
・アイライナー、マスカラはウォータープルーフに
花粉シーズンのメイクは粉系は避けるのが基本。潤いやすいリキッドタイプがおすすめです。また花粉症の影響で涙が出やすくなるので、ウォータープルーフタイプのアイライナー、マスカラを使いましょう。メイク崩れを防止できます。
炎症がひどいときは自己判断せずに主治医に相談してくださいね。症状によっては一時的にメイクを禁止されることもあります。
花粉を室内に持ち込まないことも大切。花粉シーズンは、帰ったらすぐに服を脱いでシャワーを浴びるように心がけてください。また花粉シーズンは室内干しが基本。布団も屋外に干さず布団乾燥機などを活用しましょう。
花粉によるお肌トラブル、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状も辛い方は病院を受診して、お薬を処方してもらうことも検討しましょう。最近では、1日に一度飲むだけで辛い症状を緩和できる上に、眠くなりにくいお薬も販売されています。花粉の飛散が始まった時期に飲み始めることで、より症状が現れにくくなるといった調査結果も公表されています。お辛い方は早めに受診してくださいね。
お肌の花粉症が辛いときは、お肌への刺激が強めのスキンケア、エステメニューは控えたほうがよいケースもあります。たとえばピーリングや、スクラブなどはお肌への刺激が強めです。光フェイシャルやBBL、脱毛はお肌に熱を加える施術ですので、お肌の花粉症の症状を悪化させるリスクはゼロとはいえません。
また医師の処方薬を服用している方については施術を行わないとする脱毛サロンもあります。サロンの方針やお客様の状況によって対応が異なりますので、担当のエステティシャンに相談をしてみましょう。
今回は花粉症とお肌の関係、そしてお肌の花粉症対策を中心にお届けしました。お肌の花粉症対策は、物理的に花粉を付着させないようにすることが大切です。1ヶ月ほど、いつものスキンケアよりも少しだけ手間がかかりますが、肌トラブルを発生させるよりも楽なはず。保湿とベースメイクによるお肌のガード、物理的な遮断を徹底してくださいね。
キレイオンラインでは花粉シーズン中でもお使いいただける基礎化粧品シリーズも取り扱っています。セルビオシリーズ、ルアンジュシリーズはお求めいただきやすい価格帯で低刺激です。ぜひチェックしてくださいね。